住職が紹介!実際の利用者が語る僧侶派遣サービスの本音レビュー

お坊さん・僧侶派遣サービス

ここ数年、注目を集めている僧侶派遣サービス。

「お布施の相場がわからない」「決まったお寺がない」という方々の悩みを解決する一方で、以下のような声を聞くことが多々あります。

■僧侶派遣サービスって本当に大丈夫なの?
■実際に利用するとどんな感じなの?
■実際にサービスを利用した人の声を聞いてみたい

そこで今回は、実際に僧侶派遣サービスを利用された5名の方々の体験談をもとに、サービスの実態に迫ってみたいと思います。

ぼーさん
ぼーさん

インターネット上には出回っていない、独自の調査とアンケートの結果で得た、貴重な口コミやレビューですよ。

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コロナ禍でも対応してくれた!-くらしのマーケットでの体験

最初にご紹介するのは、コロナ禍での葬儀にくらしのマーケットを利用されたAさんの体験。

「コロナの影響で大きな葬儀場が使えず、人も集まれない状況でした。せめてお坊さんだけでもと思って利用したんです」

料金は交通費込みで約3万円。緊迫した状況下での短時間の供養でしたが、Aさんは「料金プランが明確で不透明な部分がないので、気持ちよく供養できました」と振り返ります。

特に印象的だったのは、お坊さんの真摯な対応だったそう。「限られた時間の中で、熱意を感じられた最高の供養でした。この品質でこの価格は安すぎるのでは?と感じるほどでした」

ただし改善点として、「お坊さんの情報がもう少し詳しくあると安心できる」という声も。

ぼーさん
ぼーさん

コロナ禍では私たち寺院側も対応に苦心しました。真摯な供養ができる僧侶に当たるかは、運のような場合もありますね。

若手僧侶の熱心な法要 – お坊さん便での体験

続いては、四十九日法要でお坊さん便を利用されたBさん。決まったお寺がなく、インターネットで探してサービスにたどり着いたそうです。

「一番不安だった『いくらお布施を包めばいいのか』という点が、最初に明確な料金提示があったおかげで解消されました」とBさん。35,000円という料金に、お経や四十九日の意味まで丁寧に説明してくれたことに満足されていました。

ただし、予定時刻に少しだけ遅れた際の連絡対応も丁寧だったとのこと。「ネットで申し込んだという点で元々あまり信頼がなかったのですが、世素晴らしい対応だと思いました」

若いお坊さんのハキハキとした対応と見事なお経に、親戚一同が感心したそうです。

ぼーさん
ぼーさん

時間や連絡の遅れは気になりますが、四十九日の意味まで丁寧に説明されたのは立派です。むしろ一般のお寺より丁寧かもしれません。

8時間の法要!? -関西セレモニーでの珍しい体験

ユニークな体験をされたのが、関西セレモニーを利用されたCさん。交通費込みで7万円の法要でしたが、なんとお坊さんの滞在時間は8時間に及んだそうです。

「とにかく話好きなお坊さんで、場を和ませてくれました。突っ込みやボケもあって、こんな僧侶さんがいてもいいのかと思うほど楽しかった」とCさん。

ただし、親戚からは「早く帰ってほしい」という声も。付き添いの運転手さんへの配慮を考えると、適度な時間配分も必要かもしれません。

ぼーさん
ぼーさん

8時間の滞在は前代未聞ですね(笑)。法要は本来、厳かに執り行うもの。2時間程度が適切でしょう。

お布施より安価に – よりそうお坊さん便の利用体験

葬儀と納骨式でよりそうお坊さん便を利用されたDさんは、通常のお布施より安価な料金設定に魅力を感じたそうです。

「一般的なお布施は10万円以上、戒名を頂くとさらに高額になると聞いていました。それが7万円で済んだのは助かりました」

ただし、お経が短めだったことは気になったポイント。「15分程度でしたので、料金が安い分なのかなと理解しました」とDさん。

ぼーさん
ぼーさん

読経時間は確かに短めですが、価格を考えれば納得できる範囲です。大切なのは時間の長さではなく、真心です。

大手の安心感 – イオンのお葬式での体験

最後は、若くして葬儀を執り行うことになり、イオンのお葬式を利用されたEさんの体験です。

「何も分からない状態でしたが、1から説明してくれて、お布施の心配もなかったのが良かったです」と振り返るEさん。5万円という料金に、葬儀会社の手配まで含まれていたそうです。

特筆すべきは、派遣されたお坊さんとの出会い。「とても良い方で、今も法要のたびにお願いしています。年も近く、親身になってお話もしてくださるので、本当にお世話になっています」

ぼーさん
ぼーさん

派遣されたお坊さんとの継続的な関係が築けたのは理想的です。僧侶派遣サービスでもこういった出会いがあるのは嬉しいですね。

住職としての専門的見解

これらの体験談を見て、いくつか重要なポイントを補足してみました。

戒名について

一般的な菩提寺での戒名授与は、ランクによって15万円から100万円程度かかります。僧侶派遣サービスでは基本的な戒名(信士・信女)を2〜3万円程度で提供するケースが多く、大きな費用削減になります。

読経の時間について

伝統的な葬儀での読経時間は通常30〜40分。僧侶派遣サービスでは15〜20分程度が一般的です。ただし、重要な経典はしっかりと読まれており、供養として問題はありません。

法要の適正時間

通常の法要であれば45分から1時間程度が適正です。

今回の8時間という例は極めて異例で、運転手さんへの配慮も考えると、2時間程度を目安にするのが望ましいでしょう。

菩提寺がある場合の注意点

すでに菩提寺がある場合は、僧侶派遣サービスの利用前に一度ご相談することをお勧めします。

特に納骨の際は、菩提寺の許可が必要になることがあります。

僧侶派遣サービス利用時の心得

葬儀を含めて法要は、一生に関わる大切な儀式です。また、対応によって、親族とのトラブルの火種になる可能性もあります。

スムーズに執り行うために、いくつか重要なポイントをお伝えしたいと思います。

まず予約については、法要の場合は1ヶ月前までに行うのが理想的です。

特に土日祝日や、お盆・お彼岸期間は混み合いますので、早めの予約をしないとギリギリになって予約が取れないといったケースも出てきます。

また、戒名を授かる場合は、事前に家族で相談しておくことが大切です。「○○さんらしい」と感じられる戒名にするため、生前のエピソードや、どんな人だったかを伝えられるようにしておきましょう。

当日は、香典帳や遺影など、必要なものを事前に用意しておくと安心です。読経中は、静かに手を合わせて故人を偲ぶ時間として過ごすようにしましょう。

法要前の準備チェックリスト

スムーズな法要のために、以下の準備をお勧めします。

必要な物

・遺影(葬儀の場合)
・お香典帳
・お線香、ロウソク ・マッチまたはライター
・読経用の座布団(自宅開催の場合)

確認しておくこと

・参列者の人数
・駐車場の確保(必要な場合)
・お経を読むスペース
・お茶やお菓子の準備

予約のタイミング

・通常の法要は1ヶ月前まで
・お盆・お彼岸期間は2ヶ月前までに
・葬儀:当日でも対応可能

ぼーさん
ぼーさん

その他、気を付けたいポイントを補足しますが、戒名の相談は家族で事前にすること、 読経中の写真撮影は住職に確認すること、交通費の有無を確認すること、特に菩提寺がある場合は事前相談を忘れない事です。

宗派についての基礎知識

僧侶派遣サービスでは、多くの場合、全国で最も檀家数の多い浄土真宗のお坊さんが派遣されます。ただし、地域によって優勢な宗派は異なります。

主な宗派の特徴

ぼーさん
ぼーさん

ここで、各宗派の特徴も少しだけ補足しておきますね。

浄土真宗
・「なむあみだぶつ」のお念仏が中心
・一般的に読経時間は20〜30分
・関西地方に多い

曹洞宗・臨済宗 ・座禅を重視する禅宗
・読経は30〜40分程度
・関東地方に多い

真言宗
・お経は梵語(サンスクリット語)
・読経作法が特徴的
・四国に多い

例えば、関東では曹洞宗が多く、関西では浄土真宗が中心です。また、四国は真言宗、九州は浄土宗が比較的多いという特徴があります。

読経の内容や作法も宗派によって異なりますが、どの宗派でも丁寧に供養していただけますのでご安心ください。

特に希望する宗派がない場合は、サービス提供会社におまかせするのも一つの方法です。

よくいただく質問への回答

「菩提寺がある場合はどうすべきか」というご質問をよくいただきます。基本的には、菩提寺に一度ご相談されることをお勧めします。

特に納骨の際は、菩提寺の許可が必要になることがあります。

また、「お布施以外の費用は必要ないのか」というご質問も。僧侶派遣サービスの場合、基本的に表示価格以外の費用は発生しません。

ただし、遠方の場合は交通費が別途必要になることがあります。

「親族から反対された」というケースもあります。その場合は、明朗な料金体系や、資格を持った僧侶が派遣されることをお伝えすると、ご理解いただけることが多いようです。

お葬式・法要をトラブルなく進めるために

事前の準備が何より大切です。まずは日時と場所を決め、参列予定の人数を把握しましょう。自宅で行う場合は、お経を読むスペースの確保も必要です。

お経の時間は15分から40分程度。お坊さんによって多少の違いはありますが、この程度を目安に考えておくとよいでしょう。

もし当日お坊さんが遅れる場合は、必ず連絡が入るはずです。万が一連絡がつかない場合は、サービス提供会社に確認を。ほとんどの場合、すぐに対応していただけます。

何より大切なのは、故人を偲ぶ心。形式にとらわれすぎず、大切な方との最期の時間として、心を込めて供養していただければと思います。

結局どの僧侶派遣サービスを選べばよい?

実際の利用者の声を聞くと、それぞれのサービスに特徴があることがわかります。料金設定、対応の質、サービス内容など、選ぶポイントは多岐にわたります。

当サイトでは、15年の住職経験と実際の利用事例をもとに、各サービスを徹底比較しています。

以下のサイトでもお話していますが、個人的には、総合評価が高く実績、レビューが高いよりそうのお坊さん便をお勧めします。

▶ [僧侶派遣・お坊さん紹介サービス各社の口コミと評価を集めてランキングしてみた]

  • 料金プランの詳細比較(お布施・戒名込み)
  • 宗派別の対応状況一覧
  • 各社のサービス内容の違い
  • 各社の評価

▶ [てらくるvsお坊さん便|住職が徹底比較!2大サービスの違いとは]

2大人気サービスの違いを、実際の利用経験をもとに詳しく比較しています。どちらのサービスが自分に合っているのか、具体的な判断基準をご紹介しています。

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