僧侶派遣サービスの料金って実際にいくらかかるのか、多くの僧侶派遣サービスがあるため、混乱しますよね。
そこで、このような疑問や不安が生まれませんか?
■僧侶派遣サービスの料金や追加料金がよく分からない
■追加料金が勝手に加算されないか心配
■僧侶派遣サービスの支払い方法が分からなくて不安
表示されている費用以外でのオプションなど、料金設定も様々ですし、結果的に高額になったという事がないように、確認をしておきたいところです。
そこで、現役の住職が僧侶派遣サービスの料金や追加料金について説明していきます。
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僧侶派遣サービスの基本的な料金設定
現在、僧侶派遣サービスは多数ありますが、そのほとんどが同じ価格帯に設定されています。
法要で最も依頼が多い読経については、ほとんどの業者が3万5,000円前後の総額となっています。
また、火葬式や一日葬、家族葬の場合、料金は3万5千円から16万円までと幅広いですが、法要の場合は、一般的に3万5千円から4万5千円が相場となっています。
【直葬/火葬式】3万5千~16万円 炉前読経
【一日葬】6万5千~8万5千円 告別式読経・初七日読経・炉前読経
【家族葬】10万~16万円 通夜読経・告別式読経・初七日読経・炉前読経
【法 要】3万5千~4万5千円 読経法話
項目 | 料金 | 内容 |
【直葬/火葬式】 | 3万5千~16万円 | 炉前読経 |
【一日葬】 | 6万5千~8万5千円 | 告別式読経・初七日読経・炉前読経 |
【家族葬】 | 10万~16万円 | 通夜読経・告別式読経・初七日読経・炉前読経 |
【法 要】 | 3万5千~4万5千円 | 読経法話 |
こうしてみると、中規模以上の業者であれば、料金はほぼ同じであることが多いですが、地域や複数の法要の場合には、料金体系が異なることがあります。
戒名授与や納骨などのオプションについても、追加料金が必要ですので、次にその場合を見ていきます。
僧侶派遣サービスに追加料金が発生する場合
僧侶派遣サービスを利用する場合、表示されている料金は一般的な内容であり、オプションのを追加する場合、追加料金が発生します。
まずはその一例を見ていきましょう。
・移動が伴う場合や複数の法要を同時に行う場合
・宗派を指定する場合
・同じ日時に複数の法要を行う場合
・四十九日法要の際に読経以外の事を行う場合
・納骨法要を行う際、例えば自宅で法要した後にお墓に移動する場合
特に、四十九日法要の場合には、納骨式や仮位牌の閉眼供養、本位牌の開眼供養などの追加料金に注意が必要ですね。
僧侶派遣サービスにおける戒名の価格
先ほど説明した法要のお布施には、戒名にかかる料金が含まれていません。
「お寺には属したくないけど、戒名はつけたい」という方にはとても便利なサービスとなっています。
こちらでつける戒名は、お寺から頂くものと変わるわけではないので安心です。
まずは、一般のお寺と僧侶派遣サービスで戒名を付けた場合の料金の違いを見てみましょう。
戒名 | 僧侶派遣サービスの料金 | 一般的な料金 |
---|---|---|
信士・信女、釋・釋尼 | 20,000円 | 150,000円~300,000円 |
居士・大姉、院信士・院信女 | 60,000円 | 300,000円~500,000円 |
院日信士・院日信女、院釋・院釋尼 | 160,000円 | 800,000円 |
院居士・院大姉 | 200,000円 | 1,000,000円 |
戒名はランクによって金額が異なりますが、基本的には一番下の2万円のランクをつけるのが一般的です。
戒名は宗派によって料金が変動するので、注意が必要です。
※各宗派の戒名料金について(確認中)
僧侶派遣サービスの支払い方法
「僧侶派遣サービス」では、ほとんどの場合、現金、銀行振り込み、クレジットカードなどの支払い方法を選ぶことができます。
- 現金を直接お坊さんに手渡す
- クレジットカード払いで事前に支払う
- 銀行振込
- コンビニ払い
この時、現金を希望する場合は、白い封筒に入れ、金額が合っているかきちんと確かめた上で、斎場の僧侶控室で渡すことが一般的です。
※おつりは出ないので注意が必要
通夜や告別式の前にお布施を渡すと、タイミングが良いですよ。
事前に支払いが済んでいる場合は直接お布施を渡す必要はありません。
また、お布施に関して不安な場合は、葬儀社のスタッフにあらかじめ相談しておきましょう。
まとめ
最後に、僧侶派遣サービスの料金や追加料金について、まとめます。
■僧侶派遣サービスは基本的に定額だが、オプションや戒名のランクによって追加される
■戒名はランクによって料金が変動する(宗派によっても変わる)
■支払方法は僧侶派遣サービスも同じだが、タイミングや料金の確認が必要
■結論、僧侶派遣サービスは菩提寺に頼むよりはるかに安価である
いかがだったでしょうか?
僧侶派遣サービスと聞くと、お坊さんを商品にするなどおかしいという声もあり、理解もできます。
しかし一番大切なことは、故人が安らかに仏になれるよう、ご遺族に負担がなく、納得いく形で葬儀や法要を行う事です。
最近では、菩提寺との関係が複雑、また菩提寺と関わりが薄いという話もよく聞きます。
お坊さん便を上手に活用する時代がやってきたのかもしれません。
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