小さなお葬式後の流れと四十九日法要のお布施とマナーや注意点について住職が解説

小さなお葬式について
ぼーさん
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小さなお葬式の流れと疑問が起こりやすい四十九日法要までの流れや費用について、小さなお葬式を利用したことがある現役住職が解説します。

このページでわかる事
  • 小さなお葬式の基本的な流れと注意点
  • 葬儀後から四十九日法要までの流れ
  • 四十九日法要にかかる料金やお坊さんへのお布施
  • 四十九日法要からその後の流れとお布施

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小さなお葬式の流れと注意点

小さなお葬式で葬儀をお願いする場合、まずは亡くなる前から少なくとも四十九日までの流れを把握しておくことと、全体の流れがつかめてトラブルなく進行できます。また、そのことによって、個人との最後の時間をゆっくりと余裕をもって過ごすことができます。

小さなお葬式のクレームで多い、「料金追加の発生」なども、このお葬式の流れがよく分からず、言われた通りにした結果失敗したという事も多いようです。まずは、危篤から49日までの流れを確認してみましょう。

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危篤から49日までの流れ
亡くなる直前~直後
1、危篤・ご臨終
2、ご逝去
3、葬儀社の手配
4、ご遺体搬送
5、ご遺体安置
6、ご遺族・ご家族との打ち合わせ
7、葬儀社との打ち合わせ
一日目
8、納棺
9、お通夜
二日目
10、葬儀・告別式
11、出棺
12、火葬・収骨
13、初七日法要・精進落とし
14、後飾りと所手続き・今後の説明
その後
15、四十九日法要・納骨式
危篤から49日までの流れ

危篤・ご臨終

危篤とは、死が間近に迫っている状態を指します。家族としては、一番動揺と緊張が襲い掛かる瞬間であり、冷静な判断ができにくくなるのもこの時です。伝えるべき人をあらかじめリスト化しておき、一度趣味レーションをしておくことも大切です。冷静に、迅速に伝えるべき事を、伝えるべき人に伝えるように心がけましょう。

ご逝去

ご逝去ののちは、担当の医師による死亡確認と死亡診断書の発行が行われます。死亡診断書が下りる事で手続きは次の段階へと進みます。ご家族においては、故人とのお別れを惜しむ間もなく、決定事項が迫られていくことを頭の片隅に入れておきましょう。お別れは、後ほど、ゆっくりと時間が取れるので、この時はまず事務的な手続きを踏んでいきます。

葬儀会社の手配

葬儀会社なくしてご葬儀は執り行うことはできません。小さなお葬式で提携している葬儀会社にするか、自身で決めるのかを事前に決めておくことが重要です。

ご遺体搬送

ご遺体は葬儀社の寝台車で遺体安置所や自宅へ安置します。自家用車でご遺体を運ぶことはできません。

ご遺体安置

死亡後、24時間は火葬ができません。そのため、ご遺体を自宅や葬儀社が用意する安置所へ搬送します。近親者には、安置場所の連絡を行うようにします。

ご家族との打ち合わせ

どのような葬儀にするのか、家族との打ち合わせをします。個人の意思を尊重し、喪主をだれにするのか、宗派や予算などを確認し、トラブルがないように確認をしておきます。

葬儀社との打ち合わせ

葬儀社との打ち合わせで取り決めることはたくさんあります。わからないことは確認しながら一つ一つ取り決めていきます。特にプランの内容について、ここできちんと確認しておかなったことで、後に追加料金が発生してしまうことになるので、注意が必要です。

打ち合わせで取り決める事

・葬儀の規模
・式場の場所
・プランの内容
・お見積り
・式の日程
・お坊さんの手配

小さなお葬式に追加料金がかかる場合と注意点を詳しく調べる

納棺

納棺は故人の身支度を整え、ご遺族とも思い出の品や、生前に愛用していた品物を棺に納める儀式です。納棺ののち、ご遺体を式場まで搬送します。

通夜

お通夜は、一般的に告別式の前日に行われ、夕方19時前後から始めることが多い儀式です。お坊さんが儀式を執り行い、故人に縁ある人が集まり、故人を偲びます。通夜ののちは、参列の御礼の気持ちを込めて、通夜ぶるまいと呼ばれる食事の席を設けます。

告別式

故人との別れの儀式です。通夜に続いて故人に縁ある人が集まります。

出棺

火葬場に向けて葬儀会場を出る儀式です。献花や手紙を棺の中に入れ、最後の別れを惜しみます。霊柩車と主に、遺族や参列者は火葬場向かいます。参列者に中には、この出棺を見届けて退席する場合もあります。

火葬・収骨

マイクロバスなどで火葬場についたら、最後の儀式が行われます。この儀式が生身の故人の姿と最後の別れとなります、火葬後は、収骨を行います。この収骨には特に親しい家族が立ち会います。

初七日法要・精進落とし

初七日法要とは、亡くなってから七日目に行う儀式です。最近では、遠方の方への配慮や遺族側の負担を考慮し、葬儀の中で繰り上げて行う場合も多いです。初七日法要の後は、参列者や僧侶への感謝の気持ちとして、会食を行います。

後飾りとその後の手続き

葬儀後は、49日までの間、故人の遺骨を安置する場として後飾りという祭壇を設えます。これは自宅飾りとも呼ばれ、自宅の一室に設えることが多いです。また、支払いや相続手続き、お寺との手続きなど、取り決めるべきことも多いので、事前に準備を行っておきましょう。

葬儀後から四十九日法要までの流れ

そ葬儀が終わると次の大きな法要は二つ。初七日法要、四十九日法要です。

初七日法要故人が三途の川のほとりに到着する日
四十九日法要極楽浄土に行けるか否かの判決が下される日

初七日法要

初七日法要とは、故人が三途の川のほとりに到着する日とされています。ここで言う七日とは、故人が亡くなった日を1日目として数えるため、実際は7日より一日少ない6日目という事になります。

最近では、親類の方々が葬儀の後もう一度初七日法要のために集まるというのに大きな負担があること、火葬場の空きがないことを理由に、お葬式の中で「繰り上げ初七日法要」として、火葬後に執り行うことが一般的になっています。

その場合、住職へのお布施はご葬儀の中で渡しておく必要があります。

四十九日法要

本来仏教では、初七日から四十九日までに7日毎に忌日があります。近年では、初七日はお葬式の中で行い、忌日の法要は行わないことが一般的となっています。ですからこの四十九日が儀式としては節目となるわけです。

四十九日法要当日は、住職を呼び読経を行い納骨式を行います。そのため、お寺の住職に早めに連絡をし、日程を取り決めなければなりません。この際、お墓を新しく購入したときには開眼供養という儀式も同時に行います。

この四十九日法要においても、お寺との付き合いがない場合、または費用を削減する場合住職派遣サービスを利用することも選択肢の一つとしてはアリでしょう。

四十九日法要当日に行うこと

四十九日法要お寺の住職が読経を行います
開眼供養お墓を新しく購入した場合は、この開眼供養を行います
納骨式お墓に納骨を行います
会食親戚や住職に御礼の会食の席を設けます

仏教では、この四十九日をもって忌明けとし、忌服(故人の冥福を祈り、喪に服す)期間を終える日、ということになります。

四十九日法要にかかる料金やお坊さんへのお布施

四十九日法要においてお坊さんへお布施をいくらお包すればいいのか、という疑問をよく聞きます。
一般的な相場としては、3万円~5万円です。(葬式や告別式で渡した金額の10~20%と言われる)その他、住職には以下の費用がかかります。

名目内容費用封筒表書き裏書き
お車代住職への車代5,000円白封筒「お車代」
「御車代」
なし
御膳料※会食につかない住職5,000円白封筒「お膳料」
「御膳料」
なし
四十九日法要
開眼供養
納骨式
読経料香典袋
黒白の結び切りの水引
「御布施」
「入魂御礼」
「御礼」
喪主の氏名

四十九日法要からその後の流れと住職へのお布施

四十九日法要が終わると、次は一回忌、三回忌、五回忌、七回忌へと年季法要を行います。この年忌法要も基本的に住職へのお布施や御礼は四十九日と同様です。

名目内容費用封筒表書き裏書き
お車代住職への車代5,000円白封筒「お車代」
「御車代」
なし
御膳料会食につかない住職へ5,000円白封筒「お膳料」
「御膳料」
なし
年忌法要読経料香典袋
黒白の結び切りの水引
「御布施」喪主の氏名

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