小さなお葬式の提携葬儀会社が解説!現場で起こったトラブルやメリット・デメリット

小さなお葬式について

CMでもおなじみの、費用を抑えて葬儀式を行うことができる、小さなお葬式。
費用を抑えるためには、色々とデメリットも出てくるのでは?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

■小さなお葬式のメリットだけでなく、デメリットも知っておきたい
■実際に小さなお葬式を取り扱う葬儀会社の意見を参考にしたい
■実際の葬儀の現場で起きたトラブルなどを参考に失敗をしないようにしたい

ぼーさん
ぼーさん

今回は、実際に【小さなお葬式】を取り扱っている葬儀会社に勤めていらっしゃる方に特別にご意見と実情を解説していただきました。

実際に葬後会社に長年勤めて【小さなお葬式】を何度も行った経験がある私が一緒に解説していきます!

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小さなお葬式と提携している葬儀の現場で実際に困った事

1.小さなお葬式から依頼があった時に頂くお客様情報が全然違う


小さなお葬式のオペレーターから自社に受注の連絡があった際は、お客様の情報(お名前やお迎え先の病院先、お迎え先にどなたかがいるのか、お付き合いのあるお寺様があるのか)を頂きます。

その後こちらからご家族様にご連絡をしてお迎え先の確認などを行うのですが、故人様のお名前やご家族様の続柄などの情報が全然違うことがあり、お電話した段階でお叱りを受けるようなことがあります。最悪の場合「別の葬儀社に頼む!」とお電話を切られることもあります。

小さなお葬式側と提携葬儀社間の連携が取れていないことで、ご家族様にご迷惑をお掛けしてしまうことがありますので、ご依頼を頂いたときは確認を怠らないようにしています。

2.クレームが発生した時の対応が大変


小さなお葬式経由でのお葬式を行った後にご家族様のお宅へ「お葬儀のアンケート」をお送りします。

その際にアンケートの中にクレームのご意見があった場合、小さなお葬式から施工葬儀社に事実確認の連絡が入ります。アンケートの返答が返ってくるのは葬儀を終えてから1ヶ月~遅くて半年後に送られてくることが多く、事実確認を取るのが難しくなります。

施工葬儀社の中にも病院までお迎えに伺う担当者、お打合せをさせて頂く担当者、通夜葬儀の対応をする担当者と別れている場合がありますので誰が対応したのかを確認する所から始まり、担当者に数カ月前のお葬儀の事を思い出して頂くことになります。

だからという訳ではありませんが担当者はお客様にご迷惑をお掛けしないように最善の注意を払って施行を行っています。事実確認が取れたのちは小さなお葬式側に状況説明を行い今後同じクレームが発生しないように対応策を報告します。

3.支払い方法について


小さなお葬式からの葬儀代金の未収金が多発している旨の通達があってから葬儀代金をクレジットではなくその場で現金で頂く決済を求められたことがあります。

しかし、HPや資料ではクレジットやローンにも対応していると掲載されているのでお客様からクレームになったことがあります。ここはそれぞれの提携葬儀会社によって対応が変わる所ではあると思いますが仲介業者ならではの問題です。

提携葬儀社の社内規定と小さなお葬式の社内規定で折り合いがつかず担当しているスタッフがお𠮟りを受けることがあります。

小さなお葬式と提携している葬儀の現場で起こったトラブル

1.お客様が持っている資料と当社で持っている資料が違うことがある


小さなお葬式は頻繁にプランの金額、内容が変わります。提携している葬儀社が困惑する程変わります。
お客様の中には事前に資料請求をしてプランを把握してから依頼してくださる方がいらっしゃるのですが葬儀会社がプランの説明をすると金額が全然違うという話になってしまいます。

その都度プランが変わったことを説明しますがお客様としては事前に見積もりと資料請求をしているのでその金額で出来ると思って依頼して下さいます。その金額よりも金額がプラスになってしまうとどうしても納得頂けないご家族様がいらっしゃいます。

2.小さなお葬式のプラン外の事(提携葬儀社独自のサービス)で納得してもらう場面がある


→上記のように小さなお葬式のプラン内容にご納得頂けない場面は頻繁にあります。小さなお葬式は葬儀単価が安いことがメリットの会社です。そのメリットが無くなった時にご家族様としては納得頂けないのは当然ですので、金額以外の葬儀内容の良さ(サービス)で理解して頂くことになります。しか

しながらプランの内容は決まっていますのでプラン外のサービスとなると出来ることは限られてきます(故人が好きだった食べ物や趣味のものを用意してお棺の中にお入れしてあげる等)。最悪の場合本当はお金を頂かなければいけない所を無料で行ったりもします。もちろんこれは提携葬儀社側の負担となります。

3.プラン内容を理解出来ていないお客様がいる


プランの内容をお客様が把握しきれていないパターンは非常に多いです。中でも多い勘違いは宗教者様(お寺様)にお渡しするお礼(お布施)がプラン外であるということ。小さなお葬式のプランにはお布施は含まれていません(お寺を手配する場合は金額が記載される場合もある)。

このことは打ち合わせする担当者も注意して説明します。お寺様へのお布施は非常に重要なものだからです。金額も決して安いものではありません。葬儀当日になって用意していなかったとなると大問題になります。

その次に多いのは食事の有無です。食事が元々のプランに含まれていないプランを選択されているのに食事があると思って当日になって「食事はいつ用意されるのですか?」と質問してくるお客様がいらっしゃいます。

食事は提携している仕出し屋さんにお願いしている葬儀社が多いと思います。外注しているものなので通夜当日にすぐに用意することは非常に難しい為こちらも何度も確認を取る必要があります。

葬儀会社側の目線で感じる、小さなお葬式のメリット・デメリット

支払いの方法
  • 家族葬や火葬式なら小さなお葬式はお得
  • お付き合いのあるお寺様(菩提寺)が無いときに助かる

メリット
1.家族葬や火葬式なら小さなお葬式はお得

小さなお葬式は名前の通り小さいお葬式に焦点を当てたプランになります。近年行われている小さいお葬式=家族葬又は火葬のみというのが主流です。お葬式というのは家族以外の一般の方がお参りに来ると用意しなければいけないものが自然と増えてしまいます(香典のお返しや食事等)。

そういったものを削っていき最低限必要なものを用意したのが小さなお葬式のプランになります。プラン外の物を用意すると小さなお葬式のプランではなく、それぞれの提携葬儀社が持っているプランの方が安くなるということもあります。ですので、最低限の用意で故人を送って差し上げたい方には非常にはメリットは十分にあります。

2.お付き合いのあるお寺様(菩提寺)が無いとき

お付き合いのあるお寺様(菩提寺)の無い方は都市部では増えています。お寺様のお経は欲しいけどどこにお願いしたらいいか分からないという方にはお寺様の紹介サービスがあるので安心してご利用頂けます。お寺様の紹介サービスを利用するとお渡し(お包み)するお布施の金額を抑えられる場合もあります。また、紹介の際にご希望の宗派の指定も出来ます。これは本家の宗派に合わせてあげたいというお客様にご希望に添えるようにという配慮になります。

デメリット
  • 祭壇やお返し物が見劣りしてしまう
  • 今後の供養について

デメリット

1.祭壇やお返し物が見劣りしてしまう
 →こちらも基本的には最低限のものがプランに含まれています。プラン内の物以外のお返し物をお渡ししたい、祭壇をもう少し大きくしたい等の要望がある場合は別途追加料金になるのでプラン内で行うことは出来なくなります。

また、どうしても最低限のものだと見劣りしてしまうことがあるのでご家族やご親戚以外の一般の会葬者が多く、祭壇の大きさや香典返しの品の質を気にする場合は注意が必要です。

2.今後の供養について
 →小さなお葬式のお寺様のご紹介はあくまでも通夜、葬儀の二日間をお願いする料金になります。通夜葬儀後に行う初七日から四十九日までの七日参りの供養、一周忌等の法要分は入っていません。紹介したお寺にそのまま今後のご供養をお願いするのであれば別途お寺に依頼することになります。

また、通夜葬儀以降のお寺とのやりとりはご家族様とお寺様で直接やり取りを行っていくものになるので初めてお葬儀を行う方やお寺との付き合い方が分からない方は困惑する部分でもあります。今後の供養についてのサポートは小さなお葬式ではなく施行を行った提携葬儀社に連絡が来ることが多いです。

近場で葬儀会社を探すおススメの方法

では、実際に小さなお葬式などでご葬儀を行うといった場合に、一番困るのが【葬儀会場】の問題です。

ご自身の住んでいる近くにどのような葬儀場があるのか、普段からなかなかチェックしている方がほとんどいないと思います。

そんな時には、近場の葬儀会場を検索することができる便利なサービスがあります。

近場の葬儀会社を一括見積できるので、ぜひ活用してみてください。


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